鳩山内閣、占星術的にはほぼ完璧らしいが…(産経新聞)

 「鳩山内閣を占星術的に見ますと、ほぼパーフェクトに近い人事」なのだそうだ。そう分析しているのが、西洋占星術師、立木冬麗さんの新著『鳩山占星術内閣の研究』(飛鳥新社刊)である。

 「宇宙人」だから星回りに詳しかったというわけでもなかろうが、同書によれば、各議員の経歴や得意分野、力関係などを考慮した場合、鳩山内閣というのは、「現実的な選択肢のなかで占星術的にベストの組閣がなされている」のだという。

 ところで、鳩山首相と言えば、「日本列島は日本人だけの所有物ではない」や「宇宙ができて137億年」などのぶっ飛んだ「宇宙人」的発言で有名だ。21日には、東京地検に逮捕された民主党衆院議員の石川知裕容疑者について、「起訴されないことを望みたい」と、「行政の長」とは思えないような“大胆”発言で、世間をびっくりさせた。やはり発言も「宇宙人」級である。

 同僚議員もそう感じているようで、菅直人副総理・財務相は22日の記者会見で、鳩山首相の「起訴されないことを望みたい」という発言などについて、「宇宙人と称せられている首相だから、地球人と若干、同じ言葉でもニュアンスが違ったりする」と述べた。

 民主党の小沢一郎幹事長が13日に、資金管理団体「陸山会」の事件に関して「法に触れるようなことをいたしたつもりはありません。そのことは国民の皆さんも本当に理解していることと思います。だからこそ、政権をわれわれに与えてくれたんじゃないでしょうか」と発言したことに対して、共産党の志位和夫委員長は16日に、「時空を超えた荒唐無稽(むけい)」な発言だと批判した。この2人の応酬については、小沢氏が、衆院選前から報じられ続けている「政治とカネ」の問題を言っているのに対して、志位氏は衆院選後に新たに発覚した問題を言っているため、昨年8月の衆院選で国民がそれでも民主党を選んだと言えるかどうかの言い分がすれ違っている。

 ただ、時空を超えていると言えば、やはり宇宙人の方だろう。小沢氏と同様に、鳩山首相も「こういう問題があるにもかかわらず、(昨年8月の衆院選で)民主党を国民の皆さんの多くが選んでいただいた」と発言している。

 立木さんは著書の中で、鳩山内閣の組閣について、「これほど見事な占星術的ハーモニーを奏でている人事は、とても偶然のなせる業とは思えません」と言う。占星術に従って人事を決めたとしか思えないほどの出来映えだった鳩山内閣…偶然のなせる業でも人間業でもなければ、宇宙人か…。

 ところで、鳩山内閣とは反対に、麻生内閣には麻生太郎首相をはじめとして、運勢が最悪期に入っていた政治家が多かったのだそうだ。また、鳩山首相は平成24年ごろまでが「黄金期」。その後は菅直人副総理・財務相や民主党の小沢一郎幹事長の黄金期がやって来るという。

 ただ、星のめぐりが良かったわりには、今、鳩山内閣は最大の危機を迎えている。(五嶋清)

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